なんでもかんでも

あることないこと

分子ガストロノミーを食べてきた

 

人類〜〜〜〜!!「分子ガストロノミー」って知ってますか? 

分子ガストロノミー(ぶんしガストロノミー、英: molecular gastronomy)とは、調理を物理的、化学的に解析した科学的学問分野である。分子美食学と訳されることもある…ってWikipediaに書いてありました!

何言ってるのか分からないですよね〜私も分からん。とりあえずこの、めちゃめちゃ面白いオモコロさんのレポ漫画を読んで欲しい→分子ガストロノミーを食す漫画】

う~ん口の中が森になることしかわからん。おおよそ普段の食事と見た目がかけ離れていて味の想像がつかないけどとにかくめちゃめちゃ美味しい未知の料理……と解釈して、レポにあったお店に実際に行ってきました! 百聞は一見にしかず……! いざ尋常に勝負!
なおこの勝負は1人では受けられず、2名か4名での予約のみなのでフォロワーが1人巻き込まれました。一緒に行ってくれてサンキュー世界。

さっそくだけどお店の外観を撮影し損ねたよね。静かな住宅街の中にある、Celaravird(セララバアド)さんです。なんとミシュラン三つ星だそう! 外に椅子があってオープンまで座って待てるお洒落ゾーンがあるのですが、到着時すでに不動産王みたいな人が座っていてビビったのでセブンイレブンまで歩いて時間を潰しました。オシャレな格好じゃないと不味かったかな、と思いましたが……確かにスーツの人もいたのですが、普通にレストランに入るような格好で大丈夫でした。カジュアルOKなのはとてもありがたいですね。
お店から集合時間が指定されていて、今回は時間までに全員揃ったからなのか予定より少し早く始まりました。というわけでここから先は、料理の見た目やその味などを一般人のわやわや感想でだらだらお届けします。写真だけはいっぱいあります!よろしくどうぞ。

席に着いたら飲み物をノンアルかアルコールか選択し、いっせいにスタートです!

冬のメニュー

  1. かわいいメニュー表
  2. 飲み物1(アルコールの人は何を飲むか選択)
  3. 樹氷 コットン
  4. 飲み物2
  5. 毛玉 ビーツ
  6. 林檎 マンチェゴチーズ
  7. 飲み物3
  8. モノクローム
  9. 折り鶴
  10. パン
  11. 冬の大地
  12. 飲み物4
  13. 蟹 蕪 カルドッソ
  14. 百合根 トリュフ 白子
  15. ヒラスズキ 白菜 どぶろく
  16. 飲み物5
  17. 紀州
  18. カカオ 対称
  19. 飲み物6(全員選択)
  20. モンブラン
  21. ふたつのスノードーム
  22. ラズベリーソーダ

こうして羅列すると盛りだくさんですね。飲み物はアルコールの人とノンアルの人で当然内容が違います。自分はノンアルを選択したのでそちらを紹介しますね。改めて見てもメニュー名から見た目が想像できない料理ばっかりですね。想像ついても想像と違うものが出てきたりするんですけどね! とにかくどれも美味しかったし、すごかった……!

 

メニュー表

メニュー表…かわいい

席に着くとこんなメニュー表が置いてあります。メニューには飲み物については書いてなく、料理名のみ載っています。ノンアルとアルコールで内容違いますもんね。今回は冬のメニューで、雪の森からの贈り物というテーマのようです。季節ごとにメニューが変わるのだそう。ちなみにオモコロさんのレポは秋のメニューらしいですよ…!

飲み物1 Duc de Montagne

さてさっそく最初の料理に合わせた飲み物が運ばれてきます。ノンアルの人は決まっていますが、アルコールの人はここで日本酒やワインなどいくつか選択肢を出されていました。何が来るのかもわからないのに選ぶのも大変だな……どれ選んでも合うんだろうけど……。飲み物の軽い説明をしてくれるのですが、もうすでに記憶があやふやです。

飲み物1…ノンアルコールはこちら

こちらはノンアルコールの写真。飲み物の名前と、対応するメニューが印字されたタグが付いています。樹氷 コットン」に合わせていることが分かりますね。香りは……めっちゃフルーティ! というかワインの匂いだ! こちらはデュク・ドゥ・モンターニュという名前で、本格ワインの味わいのノンアル飲料です(後で調べました)。受け取った時は何も知らないので、とにかく匂いをかいで飲んでみて、「うわ、めっちゃワインだ……」みたいな感想しか口から出せませんでした。全然甘くない。ワインだ……。同行者は日本酒を貰っていましたが、甘かったって言ってた気がします(覚えていない)。

樹氷 コットン

さてついに一品目が運ばれ来ます。わざわざ各テーブルにシェフが来て、料理の説明をしてくださいました。以降、料理が運ばれてくるたびに説明をしてくれます。でも……申し訳ないけど……ほぼ何を言っているのか分からない……! かろうじて料理名はわかるけど、それはメニューに書いてあるから……。特に横文字は発音が良すぎて耳が追いつきませんでした。でも説明いただいたことで覚えていることはなるべく書こうと思います! ではお待たせしました一品目。さっそく名前を見ても何が出てくるのか分からないメニューだ……。はい、お写真をご覧ください。

綿だ… 枝もいる…

写真が下手なのと手が映ってるのは許してください。出たーーーー!!と言ってしまう……枝(左写真手前)! レポ漫画にもあった食べられる枝だ! メニューを見ても枝が出るかどうか全然わからなかったので、これはめちゃ嬉しかったです。テンション爆上がりのまま早速枝をパク!

「おっとっと?」

失礼しました。でも口に含んだその瞬間、枝に一番近いもので自分の脳内検索に引っかかるものがおっとっとしかなかったんです。あとからカリカリに焼いたピザの一番端のパン耳の部分」「プリッツのピザ味(塩気を除く)」「居酒屋で出るカリカリに揚げたスパゲティ」などが思いつきましたが、伝わりますか? 私が読み手側ならふざけた感想書いてるんじゃねえよとキレてると思います。舌が庶民すぎて申し訳ない……。

サックサクな枝に程よい塩気のあるハムが巻かれていて、なるほどだから枝に塩っ気がなかったんだな~と思いましたが、それで合っているのでしょうか? ハムは薄いピンクで透明感があり、油が照明に反射して光るあたりとかで樹氷っぽさを演出しているのかも……。分かりません。もう一方が明らかにコットンだから、枝は確実に樹氷なので、樹氷っぽさを必死に探しているだけです。

そして綿! 皆さんが本当に興味があるのは綿ですよね。分かります。枝はレポで会ってるけど綿は初見ですからね。実はこれ、食べられる綿が2つしかないんですよ! 初見殺しすぎる……! 説明がなければ全部の綿をちぎって口に入れるところでした。食べられる綿は綿菓子で出来ていて、残りは本物のふわふわコットンでした。ノンアルの飲み物が全然甘くなかったので、綿をちぎっては食べ、合間に飲みつつ、またちぎり……。綿の中にはナッツを丸めたものが入っていたので、リスが雪の下に埋めた非常食を掘り起こす行為の暗喩か……!?我々がリスってこと!?となった自分ですが「綿の種を表現してると思いますよ」と突っ込まれたので、必要なのは冷静な同行者だなと思いました。

飲みもの2 林檎とセロリ

一品目と空いたグラスが回収され、次のドリンクがきました。次はこんな飲み物!

せ、セロリ~~~~!?

セロリって飲んだことないよ…。先ほどとは変わってジュースって感じです。甘い! 逆にアルコールは辛かったみたいですね。真逆なのにどっちも料理に合うのか……すごい。

これは林檎とセロリのジュースにカルダモンの香りがするらしいですが、五感のすべてをセロリが持っていきました。甘いセロリだ…。セロリの味がしっかりするのに本当に甘い。セロリに甘いイメージを持ってなかったので脳が混乱しました。なんか浮いてるけどモスラの繭」「ひょっこりひょうたん島とか言ってる場合じゃなく、食べていいのか分からない。さっきの綿みたいに食べないのだろうか。でもマスカットみたいにも見えるしなあ。最終的に食べないまま引き取ってもらいましたが、今でも正解が分かりません。それなら食べておけば良かった……と少し後悔しています。

このドリンクが対応するのは「毛玉 ビーツ」「林檎 マンチェゴチーズ」の2つ。ビーツは分かるけど、毛玉って何? マンチェゴチーズもこのときは知らなかったのですが、そういうチーズがちゃんとあるんですね。

毛玉 ビーツ

皆さんはビーツってご存知ですか? 丸っこくて赤い野菜です! 表記はビーツだったりビートだったり。蕪とか、そういう系ですね。頻繁に食卓には出てこないけど、レストランのサラダとかにたま~に入ってるようなイメージなんですけど……

ビーツの姿は失われた

毛玉だ……。モンジャラの色違いって赤かったっけ?と一瞬意識がどこかに行きましたが、説明によるとこの毛玉はもろいので手でとって一口で食べる必要があるのと、中にサワークリームが入っているとのことでした。手にとったら本当にそう、ボロッ…といってしまって近くで写真撮るとか無理だし赤い粉が散る! あっという間に手のひらが犯行現場です。急いで口に放り込みましたがサワークリームがさっぱりしてて、でもなんか濃厚さもあるような、舌触りもまろやかで……とにかくおいしい~~~~! この赤色がビーツなんでしょうが、この毛玉?の方は…なんだったのだろう…なんか口に入れたらスッと消えていった。一口サイズのものがホロホロと秒で消えていくので、諸行無常とかを表しているのかもしれません。

林檎 マンチェゴチーズ

メニュー名から材料は想像がつきそうですよね! 推しの好物が林檎なので、いま自分の中で林檎がブーム!! さてどんな料理になっているのか……。

思ったより林檎!……だけど様子がおかしいぞ

林檎だーーーー!! 普通に林檎ですね! 芯の部分に目をつぶれば。とはいえ今まで運ばれてきた料理の中で一番理解できる姿で提供されました。どういう料理なのかなと思ったところで説明が入ったのですが、林檎の芯をくりぬいたところに芯を模した形のマンチェゴチーズのアイスを入れており、そのチーズを引き抜いて食べる料理なんだそうです。なるほど~! で、林檎は? 林檎は食べないの? 

ごらんパトラッシュ

ひんやりとして濃厚なチーズのアイスにパリパリした薄い皮みたいなものが巻いてありました。とっても美味しかったです。このあと「お済みですね」と林檎とプレートは回収されて行きました。心はお済みじゃないです。林檎としての本懐を遂げさせてあげてよお……!! 生まれ、死んで、答えを得られない……。

飲み物3 黄色ビーツ

今度はビーツが飲み物になっちゃった。ビーツってもしかして昔に絵の具の材料だったことあったりします? 鮮やかさがすごい……!

蛍光イエローだ!

生姜のスパイスも入っています。が、生姜らしさは飲むときの後味に一瞬ふんわり感じるくらいかな……。この飲み物、め~~~~~~~っちゃ”畑”の味がする……。概念の土……。雨が降る前後の畑とかなんかそういう……。そして甘い。甘いんだけど畑なんですよ……!

対応するメニューはモノクローム」「折り鶴」「冬の大地」の三品。う〜〜ん……メニュー名を見ても何が出てくるのか全く分からない……。かろうじて折り鶴は一般的な常識としての見た目は思い描けますが、折り鶴(そのままの見た目の姿)が出てくるのか、折り鶴(概念の姿)が出てくるのか想像がつかないんですよ。あまりにも無力。

モノクローム

さてまずはモノクロームです! とにかく白黒はしてるんだろうな……と事前にイメージトレーニングをすることで衝撃に備える我々の前に現れたのはこちら。

石だ……

どこからどう見てもまさにモノクロームわあ、石の上になんか黒いのと白いのが乗ってる……。石は当然食べられませんでした。石の産地とかも拘ってるのかな、と手に持って見てたら「それは食べられないですよ」と同行者に止められました。流石に大丈夫です。

皆さん、この料理を見て材料に何が使われているか分かりますか? 正解は……トマト! でした! びっくりですよね。とはいえメインはイカです。これはイカ料理ですよ、と言われたらちょっと分かる気がしませんか? 味付けとしてトマトが使われています。正しくはトマトのコンソメですね。白い部分はイカそのもので、黒い部分はイカスミを使っています。

これも手でつまんで一口でパクっといっちゃうのですが、えびせんみたいにふんわりかつパリパリした黒いイカスミ部分と、もっちりとした食感としっかりイカの味がするのに後味がトマトの白いイカ部分、どっちも最高です。でも白黒した見た目の料理の後味がトマトなの、脳がバグるんだよなあ……。トマトと赤色が脳内で強固に結びついてる証拠ですね。モノクローム→白黒→イカイカスミ、までは辿り着けても、後味がトマトを予想できる人はいないんじゃないかな……。

 

この辺りで「ミネラルウォーターか炭酸水はいかがですか?」と聞かれて、(出た!!炭酸水!!)と心の中で興奮していました。高級レストランを扱う創作などで見たことはあるものの、自分では実際に遭遇したことのない炭酸水! 本当に自分はお高いお店にいるんだな……としみじみしながらミネラルウォーターを頼みました。水の方が料理の邪魔になりそうにないからね。炭酸水はまたいつかの機会に。

ボトルに入っててブランド名?が印刷されてるタイプの水が注がれたので、テンション上がりました。味や匂いなどが一切ないし、すんなり飲める感じでした。やっぱり料理を損なわないようにこだわり抜いて選んだ水なんだろうな……。この時は頭から抜け落ちてましたが、あとでレシート見たらミネラルウォーターのボトル代がきっちり請求されていました。それも2本。ガバガバ飲むんじゃなかった〜〜!!

 

折り鶴

さて水を味わうのもそこそこに次の料理です。パンチの効いたメニュー名ですよね。名前から和の気配を感じますが、本当に何が出てくるんだ……と、そわそわする我々の前に置かれたのが、こちら。

鶴の卵、割れちゃいました?

えっ。折り鶴(概念)の方がきた!? と思ったら、これはあとでお使いくださいとのことで、折り鶴ではありませんでした。びっくりした。 めっちゃ黄色いな……。オリーブオイルのようですね。そんなドッキリを挟みつつ今度こそ運ばれてきた折り鶴がこちら!

ストレートに表現されてきた!

折り鶴(そのままの見た目の姿)だーーーー! すごい! 料理で折り紙って出来るんだ! パッと見た感じマンチェゴチーズのアイスを包んでいたパリパリに似てますが、それよりも薄くて繊細そう……。

倒れないように鶴の体内にソースを入れて固定してあったのですが、そんなことに全然気が付かずにひょいと持ち上げてしまったので、鶴の体内からソースがこぼれ落ちてめちゃくちゃビビりました。

この写真を見て味を想像するのは難しいと思いますが、これ、実はセロリなんです! セロリ万能か? セロリって折り紙になるんだなあ……。お隣にあるのは砂肝とビーツ! ノンアルドリンクがビーツなので、本当に合わせている……! 砂肝はコリコリした砂肝らしい食感を残しつつ、でもとっても柔らかくて、言われなければ砂肝と分からなかったと思います。砂肝の柔らかさに一生分の感動をしてました。こちらもセロリを使っていたみたいです(ソースかな?)が、全く分からなかったです。

(※折り鶴がセロリで出来ている点ですが、同行者はビーツだと言っていたので、私の記憶がおかしい可能性がめちゃめちゃあります)

パン

実はパン、メニューには載ってなかったんです。なので冬の大地かと思っちゃったんですけど、パンですと言われてホッとしました。唯一名前と見た目が一致していてかつ自分が知っている食べ物だ……。

ふっかふか!

容器ごとアツアツでお届けされました。すごい。とっても美味しそうですよね! 実際め〜〜っちゃ美味しかったです! 焼き立てのアツアツで中はふわふわしっとり、外はサックリ! 先に到着していた黄色いオリーブオイル(と黒いソース:おそらくバルサミコ酢)をつけて食べる……のですが、美味しすぎてパンだけでそのまま食べてました。小麦です!!って味がします。

同行者に「こういう焼いたパンはなかなか食べないですね」と言われて、この人はパンにレンジもトースターもフライパンも使わない、パン焼きアンチの人なのかと思ったのですが、普通に焼きあがったばかりのパンを食べる機会がないですよねという話でした。美味しい料理に脳をフル活用しているせいで言語能力に支障が出始めたみたいです。

冬の大地

パンを味わうことしばし、ついに冬の大地がお目見えです。名前から内容がぜんぜん想像できなかったんですよね。脳内映像としてとりあえず北海道の風景を流していたせいで、何度か北の大地と言い間違えたりしていました。試されている?

畑のミニチュア……!?

ビジュアルの圧。あ〜もっと引きの写真を撮っておけば良かった! お皿のすごさ、伝わりますか? ケースの中に木が詰まってるお皿です。食器洗浄機洗いが許されないぞこれ……。どのお皿もこだわりのお皿でしたが、これは随一ですね! そんな器の上に小さな野菜を並べて畑に見立てています。ちっちゃくて可愛い……! シルバニアファミリー:真冬の農作業って感じ。さらにシェフが目の前にきてスプーンでささっと最後のひと仕事。「雪に見立てた粉砂糖を振りかけます」とのことで……オシャレすぎる。冬の畑が完成してしまった……。

完成した料理を運ぶのではなく目の前で完成させる。これは分子ガストロノミーというよりは、シェフのこだわりとかおもてなしとか、演出なのかもしれませんね。

当然ですが美味しいです。さっきから美味しいしか書いてないんですけど、どれも本当に美味しいんですよ! この小さな野菜たち、よく倒れないで運ばれてきたな……と思ったんですが、じゃがいものペーストみたいなものが土の下に隠れていました。しっかり支えられている……! は……これは何なのか全く分からなかった……美味しいけどジャリジャリした舌触りで、でも味の主張はおとなしくて野菜を邪魔しない。ゴマではなさそうなんだけど……カカオ……?? お箸で頑張って食べたのですが、食後に器と一緒にスプーン(入店時から机の上に待機していたもの)が回収されていきました。どの料理にどのカトラリーを使うのか全く分からん。終わってから正解を知る……。

飲み物4 八女茶 金柑の香り

お茶だーー!? 甘い飲み物が続いていましたが、ここでついに日本茶が投入されました。筆者はお茶がだ〜いすき。八女茶はお茶のブランドのひとつですが、いままで飲んだことがなかったです。普段はスーパーのお得なティーバックのお茶を飲んで暮らしているので……。

澄んだ緑が美しい

何て鮮やかな緑色! ほれぼれしますね。暖かなお茶ですが、わざわざワイングラスに入っているということは……! そう! 匂いを楽しめというメッセージ!! 清涼感あふれる、爽やかなお茶の香りでした。金柑はちょっと自分の鼻では感じ取れなかった……いたかもしれない……。この瞬間に至るまで、日本茶の香りを楽しむためにワイングラスに入れる発想がありませんでした。ご自宅に耐熱性のワイングラスがある皆さん、ちょっと良いお茶を淹れて楽しんでみては?

そんな八女茶は「蟹 蕪 カルドッソ」「百合根 トリュフ 白子」「ヒラスズキ 白菜 どぶろくの三品と合わせてあるのですが……。筆者はカルドッソとヒラスズキを存じ上げないぞ……。

蟹 蕪 カルドッソ

蟹と蕪は分かるけど、カルドッソは知らなかった! 後になって調べましたが、スペイン風雑炊カルドソの日本でのカタカナ表記がカルドッソだそうです。

木の匙でいただきました

緑が目に優しい〜! でもカルドッソが何なのか全く分からなかったので、どれがカルドッソだ……!?と山荘に閉じ込められてお互いを犯人だと思い込む一般人みたいな精神になりました。材料じゃなくて料理名だとは悟れなかった。

でもそんなことは一口食べたら吹き飛びます。意識して会話しないと無言でがっついてしまう……純粋にただただひたすらに美味しい。米ではなくて麦が使われているっぽいのですが、はと麦かな……? 自分ははと麦と大麦の違いもわかりません。美味しいことだけは分かる。特にスープを一滴も残したくない。味は濃いめのスープなんだけど塩が強いとかじゃなくて……なんだ……? うまみ……? 下品にならない程度に頑張れるだけ頑張ってスープを飲みました。

というかパンを残しておけば良かった!!このスープ吸わせたら天地が開闢したでしょ!! リットルで飲みたい。蟹と蕪も入っている贅沢な一品なのですが……わりとしっかり蟹が入っているのに、スープに意識が全部いってしまった……。

百合根 トリュフ 白子

お次は全部素材名! これは全部知ってるので助かる〜〜けど、百合根はともかくトリュフと白子って合う……? ケンカしないの?

白い!雪山か!?

答え:ケンカしない。そのちょっぴりの不安を吹き飛ばす、ふわふわで美しい一品! 今回のコースで提供されるすべてのメニューを全て食べ終わったあと、各テーブルを回ってきたシェフにどのお料理が良かったですか?と聞かれたのですが、その時に自分が味のMVPとして名前を出したのがこの料理です。

白いふわふわは恐らくフォームミルク。優しい味わいだ……。トリュフもこんな……いっぱい使ってる……。今更ながら贅沢すぎて震えます。今まで食べたことのあるトリュフのリゾットとかは0.5mm角のトリュフの欠片がボチ…ボチ…と入ってる感じだったので、さっきスライスしました〜みたいなツラで見たまんまトリュフがいる現実にビビる。

う~ん、トリュフ、ミルクと合うなあ。百合根ももともと味の主張が激しくないので、普通にミルクとマッチしますね。スプーンが止まらない……。パクパク食べちゃう。

で、中央にいるのが白子!! 白子、多分フリットにしてある。揚げてあるということには間違いない……はず! この白子がMVPの理由です。もう本当にですね、めちゃめちゃ美味しかった……! というか、自分の好みの味だったんですよね。白子ってまあまあ独特な味なので好き嫌いが分かれると思います。自分もそんなに積極的には食べない。でもこれは本当に自分の知っている白子かな?と思いました。ふわふわの……なんか……夢を食べてる……? いや何らかの味はもちろんするんですけど、すごく食べやすくて……何をされたら白子はこうなるんだ……。普通に揚げただけでこんなんなる? フリットにする前にいったん蒸してるのかな……。お高い白子だからとかあるのかな? 白子って書いてなかったら何の食材か分からなかった。柔らかくて、舌触りもいい。生臭さとかは全く感じなかったです。

トリュフ以外が優しい味わいにカテゴライズされているから、全然ケンカしない。そしてトリュフはメインではなくみんなを引き立てている。優しい世界か? マッチ売りの少女が最期に見るご馳走に出てきてもおかしくないです。

ヒラスズキ 白菜 どぶろく

ついにきましたヒラスズキ! スズキという魚は知っているけどヒラスズキは知らなかったので、本当にヒラスズキという魚がいるのか、地方で名前が変わるタイプで本当は別の名前の魚なのか、見た目がスズキっぽいからその名前なのか?など勘繰りました。調べたら普通にスズキの仲間で、スズキの中でも高級魚でした。無知でごめん……。

葉脈がウキウキ

アッ葉っぱの化石が乗ってる!!!! 化石堀りで見たやつだ!! これはパリパリになった白菜です。噛むとちょっとしんなり。塩が効いてて美味しい〜!

どぶろくって言えばお酒なので、名前を見た時は不安だったのですが、アルコールはちゃんと飛んでいたのか大丈夫でした。でもアルコールがダメな人はちゃんと確認したほうがいいですよ! 確認しなかった自分は反省します。

これ、ヒラスズキのムニエルかな? 程よく外側がカリッとしつつも中の身はふんわり、そこにバターを絡めて食べる……。美味しい。お酒のことは分からないけど、日本酒でもワインでも合いそうな気がします。そもそもスズキ自体を全然食べたことがないので、ヒラスズキとスズキの比較ができないのですが、とっても美味しい白身魚でした。写真だと分かりにくいのですが、柚子を細かくしたものが周りに散りばめてありました。柚子のさっぱりした風味から爽やかな空気を感じられてまた良いんですよ〜!!

飲み物5 滇紅茶

みなさん、このお茶の名前は読めますか? 自分は調べるまで読めませんでした。てんこうちゃと言って、中国の紅茶です!

香りも甘い感じ…!

工芸茶とかは飲んだことあるけど、中国の紅茶って飲んだことなかったかも……? 澄んだ金色みたいで綺麗ですよね。 ここでは花梨と苔桃が入っているのですが、そのおかげかとってもフルーティ! 甘い! でも後味はしっかりお茶なので、あとで喉乾いた〜とか全然ならないやつです。

ちょっとこれ、紅茶好きだけど滇紅茶を飲んだことない人にも飲んでほしい! 感想聞きたい〜!!……と思ったんですけど、市販のものを買っても、この飲んでる滇紅茶とは同じものにはならないんですよね……花梨と苔桃をどう配合してるのか分からないから……。でもやっぱりまた飲みたい……自分用に茶葉買っちゃう……!?

紀州

あんなにたくさんあったメニュー、ついにメイン料理のラストです。メニュー名はシンプル。トリを飾るだけに鳥!って言おうとしたんですけど空気を読んで黙りました。雪の森に紀州鴨がいるのかは分かりませんが、紀州のブランド名を背負っているので期待できます。鴨だけに背負ってます。すみません、黙ります。待ってる間に紀州の名前のものなんて梅干ししか食べたことない」という話をしたら「みかんは?」と言われました。ごめんなさい。

ここはルーブル美術館だったのか

絵画か? いや、色使いと皿そのものとお皿の上の料理の置く場所のバランスというか間のとり方……圧倒されました。美術館に置いてあってもおかしくないでしょう。お皿から無言の圧力を感じたのはこれが初めてかもしれない。お皿の上が静かなんだよな……。写真の技術のなさを悔やみます。

料理と一緒にナイフとフォークがセットされたので、使うカトラリーが分かる安心さにホッとしました。まずは軽いジャブ、白い三角形から。ほとんど抵抗がなくナイフが通ります。これは……大根だ(たぶん)! ぜーーーーんぜん苦味もなく……出汁を少し感じる……? 雪の中で座ってるホッキョクウサギかもしれない。

そしてお次は…お肉! これが! 紀州鴨! だ!! や、柔らかい〜〜! 本当に柔らかい! 圧力鍋とかで調理してるのかな? そして鴨らしさの風味は残しつつ全然くどくない。大人しい鴨だ……。鴨に苦手意識がある人でも美味しく食べられると思いますよ! 一緒にいるちっちゃい葉っぱのことはよく分らない。美味しかったです。

 で、本題。鴨が本題じゃないんかいと思われるかもしれませんが……写真の真ん中少し左に緑色の丸がありますね? これは春菊のソースです。これがこの料理の真の主役です。春菊……自分はお鍋なんかによく入れるのですが、苦くて若干のえぐみと独特の味のする葉っぱみたいな印象があります。それが、このソースめちゃくちゃすごくて! 春菊の独特の味と苦味は残しつつ程よくえぐみだけ引き下げてて鴨にも大根にも合う! 特に鴨! この鴨は絶対春菊のソースを背負うために生まれたよ!! 本当にもう……この春菊のソースを食べるために鴨を食べていた……。メインディッシュのラストを飾るだけの理由が詰まってると感じました。すごかったです……。

カカオ 対称 「冷たくて軽くて大きいの」

ついにやってきました、デザートタイムです。メインで充分頭が混乱しているのに、さっそくデザートも何が出るのかさっぱりですね……。カカオはともかく、対称ってなに? でもね、ご安心ください。あとで"理解る"ので。

かき氷みたいに見えますが果たして……

カカオ対照、そのひとつめ。「冷たくて軽くて大きいの」です。写真だと大きさが伝わりにくいですが……結構な大きさです。本懐を遂げられなかった林檎と器の円周が同じくらいなんじゃないかな? カカオパウダーをまぶしたカキ氷に見えますが……とにかくスプーンでさっとひと口。

「消えた?」

ここにきて最も理解不能な現象が起こりました。

"この菓子は口の中に入れた瞬間、カカオパウダーのみを残して消える"

何を言ってるのか分からないかと思いますが、自分もワケが分からないんですよ!

カキ氷でしょ?口の中に入れたらなくなるじゃん? と思ったそこのアナタ。

甘い。甘すぎる。

蜂蜜の中に黒糖と生クリーム漬け込んだ並に甘い。

カキ氷は口の中に入れても氷と舌が触れる感覚があるし、溶けたあとに水分が残るし、食べ過ぎれば頭痛になる。カカオ対照は違います。氷の粒など舌に触れさせてもらえない。その前に消えます。まさに立つ鳥跡を濁さず……。え?カカオパウダーは残ってるじゃんって? うるさい今は氷の話をしているんだ!

この氷をなんとかして味わおうと思って試行錯誤したのですが、そうするとこんなにたくさんあった「冷たいの」がみるみるうちに無くなっていくんですよね。とんだ罠ですよ。ひんやりとした空気とカカオだけでなく、どうにかこの氷も味わいたいと思ったなら、相当な量をスプーンに取って、大急ぎで口の中に放り込まなければならない。それでようやく一瞬存在したかな?というレベルです。食事にをするという行為にここまで必死になったのは初めてかもしれない……。

ところでこれを読んでる皆さんは、アイス専用スプーンってご存知ですか? 手の熱が伝わりやすい形状にすることで、冷凍庫から取り出したばかりのアイスも簡単に掬えるという画期的な一品です。この「冷たいの」で使用しているスプーンは一般的なスプーン(と思われる)ですが、もしかしてスプーンを通して氷に自分の熱が伝わってしまって溶けているのでは?という仮説を立てました。

それでシェフとお話しする機会を得た時に思い切ってこの「冷たいの」はどうなっているのかと尋ねたのですが……「泡を凍らせています」とのことでした! スプーン関係なかったね。どんな技術かは分かりませんが、泡を凍らせることでこの特別に儚いカキ氷を作っているのだそうです。フリーズドライとかの技術なのかな……? 同行者と表参道に店を出したらこの一品だけでバカ売れするという話をしていたのですが、特別な機械がないと難しそうですね。寒い日の吐息並みに儚い料理でした。料理の体験としてこれ以上のものには出会えないかも……。

味のMVPとして百合根の料理をあげましたが、特別な一品としてはこのカカオ対照「冷たいの」がMVPでした! 自分が事前に想像していた分子ガストロノミーというものを体現していた料理でした。

 

カカオ 対称 「温かくて濃厚で小さいの」

ここまで必死に「冷たいの」の話をしていましたが、この料理の名前はカカオ 対照。次に現れたのは「温かくて濃厚で小さいの」です。なるほどね! みなさんもうお分かりですね? 同じカカオの料理でも真逆のものを出しますよってことでした。

エミューの卵かと思った

フェルトでできた器だ! 食器の概念が崩れていく音がするな……。

お隣の苺は雪の結晶が乗っています。飴細工とかで出来てるのかな? 目の前で雪に見立てた粉砂糖をかけてもらえました。

雪の結晶、わかりますか?

めちゃめちゃ甘い!というよりは、さっぱりして後を引かない甘さの苺でした。おいし~い!

さて、いよいよお隣に行きましょう。フェルトの中を開けるとこんな感じ。

鳥の巣じゃん!!!!

ちっちゃくて可愛い〜! これは、フォンダンショコラかな? これも手でポンとひと口でいただきます。手でつまめるサイズなの、さっきのとは大違いですよね。指先で軽く触っただけで温かさが伝わってきます。

味は「濃厚」の言葉に偽りなし! フォンダンショコラの中から温かくてとろとろのチョコレートが口の中にあふれる……! 甘〜い! この小さな一粒にギュッと詰まっていた濃厚なチョコレートを、ゆっくりたっぷり味わえました。「冷たいの」ではあんなに追い求めてもなかなか味わえなかったのに、こっちは「小さい」のにいっぱい味わえる……。料理ってすごいな……。

 

飲み物6 つゆひかり×ゆたかみどり

最後の飲み物が運ばれてきました!デザートのタイミングでコーヒー、ハーブティー日本茶のどれかを選べるのですが、自分も同行者も日本茶を選びました。それがこちら。

ひとりにつき2つのお茶!?

えっ2種類!?と思ったら、なんと一煎目二煎目でした。

なんと下に解説が敷いてありました

温度と内容も微妙に違う……! 色が薄い方が一煎目です。

普段お茶を淹れる時、他の人の分も色が均等になるように回し入れてしまうので全く意識してなかったのですが、こんなに色が変わるものなんですね。温度は低いところから始めて後で高温に。お茶は高温で淹れるとにだってしまうからかな?ふと 石田三成の三献茶の話を思い起こしました。

お味は、お茶らしい渋みはあるけど渋すぎないし、美味しい。なんだかホッとしました。ちなみにお隣がハーブティーを頼まれていたのでチラッと見たのですが、透明なポットの中にぎっっっしりほうれん草の葉っぱみたいなのが詰まっててビビりました。お湯を入れたばかりなのか、周りが全部透明な中でめっちゃ緑を主張した葉っぱが詰まってて……味が想像できない……。コーヒーは見かけなかったのですが、コーヒーも何かがあったんだろうな……気になりますね!

余談ですが「にだる」がスマホの予測に出なくてアレ?と思ったら方言でした。マジで? 今日この瞬間まで知らなかった。ちょっと煮えすぎるとかのニュアンスで使ってます。

 

モンブラン
ふたつのスノードーム
ラズベリーソーダ

ラストはまとめてお届けされたのですが……これがまたすごい! "物語"が運ばれてきました。

アンティーク調のケースがまた素敵なんだ……

写真でこの感動が伝わりますでしょうか? 冷やされたガラスのケースの中に可愛らしいお菓子が並んでいます。 ケースを結露させることで、曇りガラスを表現しているんです。寒い冬の日の結露した窓みたいだ……。発想が美しい。

届けられた時はもっと曇っていて、「手でケースの結露を拭ってみてください」という指示に従ってキュキュッと拭うことで、可愛らしいお菓子達とようやく出会えるんですね。しかもこの結露、「薔薇の香りがするので、拭いた後ぜひ匂いをかいで香りを楽しんでください」とのことで、拭った指先が突然華やかになりました。すごすぎて笑っちゃった。食事をしていて自分の手の匂いを嗅ぐなんて、みかん食べたときくらいだぞ。

上段の右はモンブラン、真ん中がスノードーム、下段右もスノードーム、下段左はラズベリーソーダのチョコです。ひとくちサイズのものばかりなので、全部手でひょいとつまんで食べるのですが、モンブランはペースを誤って本当にひとくちでポンと食べてしまった……美味しかったという記憶だけを残して消えてしまった……。

上段真ん中のスノードーム、これはまた細工が繊細ですごいですよね!

世界観が詰まってる!

アニメの美女と野獣の薔薇を彷彿とさせる見た目です(伝わるかな?)。指先が暖かいせいで、持ってるとラズベリー(たぶん)を囲うケース部分が溶けかけて歪んでしまいました。せ、繊細〜! 味も繊細! ベリーのほんのりとした酸味が、土台部分のチョコケーキと合いますね。

そして右下のスノードームはまた違った繊細さをもっています。

BGMに白鳥の湖を流してほしい

ぷるぷるの透明な玉の中に銀箔と雪の結晶が入っています。芸術作品のオンパレードなんだよな……見た目だけじゃなく本当に美味しいというのがすごい。口の中につるっと入れてひと噛みしたら、膜が弾けて口の中に液体が溢れました。ジュレとかじゃないんだ! ほんのり甘くて不思議な味でした。子どもの絵本で見るような、概念の雪を食べたら、こんな味かもしれないです。

最後、お手紙風になっているラズベリーソーダのチョコ~!

せっかくだから紙の方も調べればよかった……!

封筒部分は普通に紙なので食べられません! 封をしているシーリングスタンプ部分が食べられます。口の中に入れて溶かしてください、ということでしたので舌の上で転がすことしばし。あ、甘酸っぱい……もはやラブレターじゃん……。酸味がキュ~~っとしてすっごくさわやか! 飲み物が甘くなくて助かった。最後にお茶を味わいつつ、すべてのメニューが終了です。

ちなみに上段左にある茶色い家ですが、普通にチョコ系のお菓子だと思って口の中に入れようとしていました。飾りの積み木でした。

だって美味しそうじゃん!!

同行者に止められなければ食べてた。もうね、何が食べられて何が食べられないのか完全に分からなかったんですよね。必要なのは冷静な同行者です。

 

 

これで、自分が味わった雪の森の贈り物は全部です!どれも本当においしかったし、感動しました……。レポだけじゃなく、出来れば実際に味わってほしいです!

オモコロさんのレポを読んでから、ずっと行ける機会をうかがっていたので……念願がかなって嬉しかった~~!! 頑張って慣れないレポなんてものに挑戦するためにブログまで開設してしまいました。張り切りすぎる。

 

分子ガストロノミーというものはオモコロさんのレポを通してしか知りませんでしたが、なんとなく樹氷 コットン」「モノクローム」「カカオ 対称(冷)」がレポを読んで想像していた分子ガストロノミーというものに近かったです。でも実際にコースを経て、本当の分子ガストロノミーというのは、紀州鴨」についていた春菊のソースみたいなものを指すんじゃないかな……と思うようになりました。これは個人の意見なので、受け取り方はそれぞれだと思います。自分が一番好んだ料理は「百合根 トリュフ 白子」ですが、春菊のソースのことは一生ことあるごとに話題にしそうです。それくらい衝撃でした。春菊の再発見といいますか……。いろんな人にコースを食べてもらって、それぞれの発見をしてほしいです。

こじんまりとしたお洒落なレストランで、どのお客さんたちもガヤガヤと楽しそうにおしゃべりしてて、みんなで不思議な料理に舌鼓をうって、ゆっくりした時間が流れているのに、濃くてあっという間の3時間でした。

ブログの序盤は元気でふざけてるのに後半真面目になっていってしまったな。

また何か面白い体験したら書きたい気持ちが1ミリくらいあります。遅筆だからどうなるかはわからない。期待せずマテ次回!

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!